かしえん

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  はじめに

日本では季節の流れの中で様々な祭事が受け継がれ、その行事に欠かせない菓子が必ず登場しました。だから和菓子は日本の気候風土に培われて生まれ、日常の中にある喜びや悲しみが豊かに盛り込まれています。

一年に季節が巡っているように、私たちの人生もまた数々の節目があります。喜びの時、悲しみの時、菓子はその時に欠かせない人々の気持ちを伝えるものです。最近では核家族化の影響で行事(祭事)そのものが簡略化され、菓子の持つ意味を知らない人が増えてきています。

地域によって紹介している行事とは違った形で行われている場合もあるかと思いますが、大切な方の人生の節目に、ご参考にしていただければ嬉しく思います。
    行事一覧
着帯の祝
出産祝
お宮参り
初節句
誕生祝
七五三
クリスマス
バレンタインデー/ホワイトデー
入学/卒業/就職祝
成人祝
結婚祝
結婚記念
寿賀の祝(長寿の祝)
上棟/新築祝
開店祝
快気祝
仏事
法要
 
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  着帯の祝
妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に、腹帯をしめて祝います。お産が軽い犬にあやかって安産を願うものです。
[紅白の餅・赤飯・帯締め団子など]

出産祝
無事出産して生後3日目には大きなおはぎ(三ツ目のおはぎ)を近所に配り、七日目にはお七夜といって親戚や友人などを招いて命名の披露祝いを行います。
[三ツ目おはぎ・腹わた餅・赤飯・鳥の子餅など]

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お宮参り
男の子は31日目、女の子は33日目、誕生後初めて氏神様に詣でて、子どもが病気や災いなく元気にすくすく育つよう祈願します。そしてご近所に子供の名前を書いた掛け紙をつけた祝饅頭赤飯などを配って一緒に子供の成長を祝ってもらいます。
[赤飯・紅白饅頭・鶴の子餅など]

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  初節句
誕生して初めての節句です。女の子は3月3日の桃の節句(ひな祭り)に菱餅草餅を作って祝います。男の子は5月5日の端午の節句に鯉のぼりの竿を立てて、柏餅などを作って祝います。柏餅の柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないため、家系を絶やさないという縁起の意味をもあると言われています。昔は、現在のような甘い小豆餡ではなく、塩餡もしくは味噌餡が主流でした。
桃の節句:桜餅・草餅・菱餅・雛あられなど 端午の節句:柏餅・ちまきなど]

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誕生祝
生後一年目を迎えた初誕生日にをついて祝います。もち米一升をついて丸型に丸め、食紅で寿の文字を書いて風呂敷に包んで幼児に背負わせます。これは、早く歩けるよう願いを込めたものと言われています。また、一升の餅を頭上に載せた後、ひし形に細かく切って近所に配ったり、一生食べ物に困らないようにと、幼児に餅を踏ませるなど、地方によって風習が異なります。
[祝餅・赤飯・バースデーケーキなど]

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  七五三
男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年の11月15日に、成長を祝ってお宮参りをします。
[千歳あめ・鳥の子餅・赤飯など]

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  クリスマス
12月25日、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の記念日です。この日に欠かせないのがクリスマスケーキ。日本では苺たっぷりの生クリームケーキが主流ですが、最近ではフランスからやってきたビュッシュド・ノエル、ドイツのシュトーレンなど世界各国のクリスマス菓子を見かけるようになりました。

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バレンタインデー/ホワイトデー
そもそもバレンタインデ―は、中世ヨーロッパで恋人たちの愛を成就させようとしたバレンタイン司祭の殉教を讃える日でした。バレンタインを愛の守護神とし、恋人同士が贈り物やカードを交換する風習が生まれたのは14世紀に入ってからです。日本では2月14日、女性から男性へ、愛の贈り物としてチョコレートを贈る日という習慣がすっかり定着しています。当初、本命の男の子に贈られたチョコレートは次第に友人やお世話になった上司などにも配られるようになり、そのチョコレートは義理チョコ感謝チョコなどと呼ばれています。
ホワイトデーは、男性が1ヵ月後の3月14日にお返しの意味をこめてプレゼントする日です。クッキーキャンディ、最近では宝石などもあるようですが、ホワイトデーは別名マシュマロデーと呼ばれ、白いマシュマロを贈るのが本来の形でした。

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入学/卒業/就職祝
幼稚園から大学までの入学には赤飯を炊いてお祝いし、関係者へのお礼と感謝の気持ちを込めて祝饅頭を配ります。卒業式にはお世話になった方々への感謝の気持ちを贈ります。就職祝では社会人としての巣立ちを家族や周囲の人たちと祝います。
[紅白饅頭・鳥の子餅・赤飯・上生など]

成人祝
毎年1月の第2月曜日、満20才を迎えた門出を祝います。
[紅白饅頭・赤飯・三ツ盛・五ツ盛など]

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  結婚祝
結婚式は人生最大の慶事であり、第二の人生へ出発する大切な儀式です。披露宴に出席された方への引出物(記念品)として、松竹梅鶴亀の引菓子が使われてきました。中津市では、伝統の蒸し菓子けんちん、臼杵市周辺では卵の黄身と白身を別々に裏ごしし、2層に重ねて蒸しあげた錦(二色)玉子、日田市では鯛や海老などを模った砂糖菓子が使われていたなど、地方によって特色があります。
また近頃では新婦が出席者に感謝の気持ちを込めて配る菓子として、ヨーロッパに伝わる結婚の祝い菓子ドラジェがよく見られます。
[赤飯・松竹梅の式菓子・ウェディングケーキ・ドラジェ、引き菓子など]

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  結婚記念
結婚後の一定周期にお祝いする日。10年目「錫婚式」15年目「水晶婚式」20年目「陶婚式」25年目「銀婚式」30年目「真珠婚式」35年目「サンゴ婚式」40年目「エメラルド婚式」45年目「ルビー婚式」50年目「金婚式」60年目「ダイヤモンド婚式」などとして祝います。
[式菓子・ケーキなど]

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  寿賀の祝(長寿の祝)

還暦祝:干支が一巡りして元に環る60歳で祝います。
古希祝:中国の詩人杜甫の詩「人生七十古来稀也」から引用し70歳で祝います。
喜寿祝:喜の字が草書体で七十七の組合せになることから引用。77歳で祝います。
傘賀祝:傘の文字は草書体で八十と書くことから引用。80歳で祝います。
米寿祝:米の字は八十八の組合せになることから引用。88歳で祝います。
卆寿祝:卒寿の卒は草書体で九十と書くことから引用。90歳で祝います。
白寿祝:白寿の白は百の字から一を取り除いて引用。99歳で祝います。

[赤飯・紅白饅頭・引菓子など]

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  上棟/新築祝
家屋の骨組みが出来上がると建前といって上棟式を行い、3升3合3勺の餅米でついた 紅白の餅をまきます。家屋が完成すると新築祝(落成式)を行い、赤飯や紅白餅などを配ります。
[赤飯・お供え餅・紅白の投げ餅・紅白餅・引菓子など]

開店祝
商売のスタートを多くの関係者が集って祝い、商売繁盛を願います。開運の意味で、店には招き猫、宝船、巾着、打出の小槌などを飾り、赤飯や紅白餅などで祝います。
[鳥の子餅・赤飯・紅白餅など]

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  快気祝
病気の全快を喜び赤飯などで祝います。また、見舞いに来てくれた方々への見舞返しとして上用饅頭焼き菓子などを配ります。
[おめで糖・赤飯・鳥の子餅・上用饅頭など]

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    仏事
亡くなった方々の命日には法要を営み冥福を祈ります。

通夜:親族、友人、知人の弔問を受け、お通夜には通夜饅頭を配る風習があります。
葬儀:この日は盛り出しといって、会葬者に春日饅頭青白饅頭などが配られます。
香典返礼:七・七忌(四十九日)の供養を済ませるとお礼の香典返しをします。

中津市周辺では、葬儀の際に米の粉で小餅を作って奇数個祭壇に盛り、会葬者が持ち帰ります。また、四十九日には49個の小餅を仏様に供える習慣がありました。
 
 
 
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    法要
法事は宗派によって異なりますが、初七日、十四日、二十一日、二十八日、三十五日、四十九日、百か日、一周忌、三回忌、七回忌、十三、十七、二十五、三十三、五十、百回忌と続けられます。しかし三十三回忌で一応最終年忌とし、五十回忌以降はお祝いのものを使用します。大分では一般的に逮夜と言って初七日から四十九日まで七日毎にお務めをします。
仏事三ツ盛・仏事五ツ盛・黄白(青白)饅頭・春日饅頭・塩釜・式菓子など]
 
 
 
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大分県菓子工業組合

  組合概要組合定款事業内容・履歴   URL :http://www.kasien.jp
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